
|
- 科名・属名 : イネ科 ウシノケグサ属
注.APG分類では、ヒロハノウシノケグサ属(Schedonorus)、学名(S. pratensis)
- 特徴 :
草丈30〜100cmの多年草。帰化。
葉は狭線形〜線形、幅3〜7mm。やや扁平か緩く内巻し、柔らかく、葉脈の隆起もさほど強くない。葉の基部の葉耳の縁は無毛で、葉舌は著しく短い。
花序は長さ10〜20cmの円錐花序となる。小穂は淡緑色、長さ8〜12mm、、5〜8個の小花がある。包類は披針形でやや鋭頭、第1包類は長さ2〜3mm、第2包類は名麻3.5〜4.5mm。護頴は長さ5〜7mm、やや鋭頭で背面に稜があり、芒はほとんどない。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ、シベリア原産)(北海道〜九州で野生化) (国外:原産地の他、ヨーロッパ、アジア、北アメリカにも帰化) 草地、道端
- 花期 : 6〜8月/li>
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2023年6月24日 長野県小県郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序、下・葉耳 同 上
- 撮影記 :
明治時代に日本に持ち込まれ牧草として栽培されたものが、北海道〜九州で野生化している。
同じように牧草として栽培されるよく似たオニウシノケグサが、近年砂防や法面の緑化に用いられることから優勢で、本種ははるかに少ないようだ。
違いは本種の葉耳が無毛で、芒がほとんどないこととされている。
長野県のスキー場入口近くの草地に咲いているの撮影し、葉耳の様子などから本種と判断したが、同定に自信はない。
同じ科の仲間の花
|