コメヒシバ(小雌日芝)

Digitaria timorensis


コメヒシバ1

  • 科名・属名 : イネ科 メヒシバ属
     注.APG分類では、学名(D. radicosa)

  • 特徴 :
      草丈10〜30cmの1年草。帰化?
     稈は細く、基部は長く横に這い、節で枝分かれし、上部は立ち上がる。
     葉は長披針形、長さ4〜7cm、幅4〜8mm。葉鞘は無毛または有毛。
     花序は高く抽出し、2〜3(4)個の枝(総)を散状につける。枝(総)は、長さ4〜7cm、幅2/3mm、中軸の縁は平滑でざらつかない。
     小穂は披針形、長さ2.8〜3mm。第1包頴はほとんど発達しない。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方以西)〜沖縄、小笠原諸島 (国外:朝鮮、中国、東南アジア〜インド、インドネシア)
     道端、庭など人家近くの日陰

  • 花期 :   

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2019年8月14日  神奈川県川崎市
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     この花の特徴をしっかり確認して撮影していなかったので探していたところ、近所のアパート脇、奥の民家に続く通路際で弱々しく咲く花を見つけた。
     本州(関東地方以西)に分布しているが、生えている場所が人家近くに多いことから、古い時代の帰化ではないかという考え方もある。
     メヒシバによく似た植物で、その小型品と混同されやすいが、本種の枝(総)の中軸の縁は平滑でざらつかないことや、枝(総)の数も2〜3(4)個と少ないものが多い。

  • 葉

    基部の茎

    同じ科の仲間の花
コメヒシバ2

花序

枝(総)