ムラサキネズミノオ(紫鼠の尾)

Sporobolus fertilis var. purpureo-suffusus


ムラサキネズミノオ1

  • 科名・属名 : イネ科 ネズミノオ属

  • 特徴 :
     草丈60〜90cmの多年草。
     ネズミノオに似るが、全体に大きく、花序は長さ30〜50cm、花序の枝は発達し、先は少し垂れ、多数の小穂をつける。小穂は赤紫色〜汚赤紫色を帯びる点が異なる。
     小穂は1小花からなり、苞類や護頴、内頴は鉛色で半透明。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:インドネシア)
     道端、荒地

  • 花期 :   9〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2021年9月12日  神奈川県川崎市
     中・全体2 2021年3月16日  沖縄県宮古島
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花序 2020年9月15日  東京都日野市
     右下・葉鞘 2021年9月12日  神奈川県川崎市

  • 撮影記 :
     ネズミノオを全体に大きくし、花序を赤紫色にした姿で、ネズミノオと同じような場所に生え、混生していることも多い。
     本州ではネズミノオの方が多いが、南西諸島ではこのほうが普通に見られる。
     中上の株は宮古島で3月に本種と思って撮影したもので細部を確認しなかったが、花期からして周年咲くというフタシベネズミノオかもしれない。

  • 葉鞘

    同じ科の仲間の花
ムラサキネズミノオ2

花序