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- 科名・属名 : イネ科 ヌマガヤ属
- 特徴 :
草丈30〜100cmの多年草。
根茎は太くて短く、茎を少数叢生する。
葉は線形、長さ20〜50cm、幅2〜10mm。表面は粉白色を帯びる。葉鞘は基部まで裂け、口部付近に毛がある。
花序は円錐状で長さ10〜40cm、枝は節から1〜3個出て斜上し、疎らに小穂をつける。小穂は長さ8〜12mm、2〜5個の小花からなる。
包類は2個、護頴は平滑で長さ4〜5.5mm、基盤に長さ約1mmの束毛がある。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮) 山地の湿地(時に高山帯の湿った斜面)
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2016年8月27日 愛知県豊橋市 中上・全体2 2019年9月13日 栃木県宇都宮市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2020年8月13日 栃木県那須塩原市 左下・花 2017年9月25日 愛知県岡崎市 右上・葉 2016年8月27日 愛知県豊橋市 右下・葉鞘 2019年9月13日 栃木県宇都宮市
- 撮影記 :
愛知県豊橋市の葦毛湿原、東海の尾瀬として有名で、多くの湿原植物が見られる。
1年中色々な花が見られるが、時に晩夏〜秋にかけて見られるシラタマホシクサの群生が有名で、いつ行っても多くの見学者に出会う。
そんな湿原でひっそり咲いているのがこの花だ。
1m近い高さがあるが、枝を広げた花序に疎らに地味な小穂がついている姿は、よほどの愛好家でなければカメラを向けることもない。
左下の花の写真で、紫褐色に見えるのは包類、中に小花、葯と刷毛状の柱頭が見える。
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