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 - 科名・属名 : イネ科 ヤマカモジグサ属
  
 - 特徴 :
  草丈30〜60cmの多年草。 
 叢生し、匍匐枝はなく、普通全体に開出毛がある。節には密に毛が生える 
 葉は線形、幅5〜10mm。途中で捻れ、表裏が逆になる。 
 花は長さ7〜13cmの総状花序となって先が垂れ、疎らに小穂をつける。小穂は長さ1.5〜3cm、淡緑色で円柱形、基部には長さ約1mmの短く太い柄があり、5〜14個の小花からなる。第1包類は長さ5〜7mm、3〜4脈があり、第2包類は長さ8〜11mm、7〜8脈がある。護頴は洋紙質、少し光沢があり、長さ9〜11mm、背面は円く、芒は細く直立し、長さ5〜10mm。内頴は外頴より短い。  
 - 分布・生育地 :
  北海道〜九州 (国外:旧世界の温帯域に広く分布)  丘陵〜山地のやや乾いた樹林内  
 - 花期 :  6〜9月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 2021年6月24日  千葉県富津市  中上・全体2 2022年7月26日  神奈川県川崎市  (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)  中中・花序 2021年6月24日  千葉県富津市  中下・花、以下全て    同  上  
 - 撮影記 :
 
 千葉県の山で目的の花を撮影し、急な登山道を下っているとこの花に出会った。 
 よく似た仲間は何種かあるが、この花を撮影したいと思って勉強していたのですぐにわかった。 
 同行の花仲間はイネ科には興味なし、座り込み撮影を始めた私にあきれ、先に下っていった。 
 カモジグサに似ているが、小穂の基部に短いながら明らかに柄があることが異なり、属も別である。  
 
  
 
  
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