キバナダンドク(黄花壇特)

Canna indica var. flava


キバナダンドク1

  • 科名・属名
  • : カンナ科 カンナ属

  • 特徴

  •  草丈1〜1.5mの多年草。逸出帰化。
     葉は互生し、卵状長楕円形で長さ30〜45cm、幅15〜20cm。先は鋭形〜鋭尖形、基部は細まり葉鞘となって茎を包む。中肋は太く裏面に凸出し、両面とも無毛。
     花は茎頂に総状花序となって1〜3花つけ、花弁は3個、黄色で線形、長さ3.5〜5cm。萼片は3個で長楕円形。
     果実(刮ハ)は球形で径2〜3cm、全面に突起がある。成熟すると黒褐色の刺状になる。果実は黒色で球形、径約8mm。

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(熱帯アメリカ原産)
     海岸近くの林縁、道端、畑

  • 花期
  • :  6〜10月(沖縄では1年中?)

  • 撮影月日・場所

  •  2014年3月24日  沖縄県与那国島
     中 2005年4月23日    同  上
     下・花 2014年3月24日    同  上

  • 撮影記

  •  初めてこの花を見たのは、平成17年の春、与那国島の観光スポットとなっている、TVドラマ「ドクターコトー」の撮影現場という海岸端の小さな建物(診療所)近くの草地だった。(参考までに言うと、原作の「ドクターコトー」のモデルは鹿児島県の甑島のようだ)
     一見して園芸種とわかり、撮影はしたものの全草の1カットだけ、長いことスライドファイルケースの中に眠っていた。
     その後、園芸種も明確に逸出と判断できるものは撮影するように努めてきたので、久し振りに同じ与那国島の放牧場跡で出合った花を撮影した。
     黄色の花はダンドクの品種と思っていたが、学名を調べるとvar.(変種)となっていたので、ここではその考え方を採った。

    同じ科の仲間の花
キバナダンドク2

花