ホシナシゴウソ(星無郷麻)

Carex maximowiczii var. levisaccus


ホシナシゴウソ1


  • 科名・属名 : カヤツリグサ科 スゲ属(アゼスゲ節)

  • 特徴 :
     40〜70cmの多年草。
     ゴウソに似ているが、全体に大きく、雌小穂も一回り太くて大きく(右上の写真)、表面の色も淡緑色〜緑色(ゴウソは灰緑色)であること、果胞に乳頭状突起が無くて平滑(右下の写真)だることが異なる。

  • 分布・生育地 :
     日本全土 (国外:朝鮮、中国)
     田の畦、湿地、水辺

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2023年5月25日  東京都八王子市
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     ゴウソによく似ていて、果胞に乳頭状突起がないことなどが異なるこのスゲがあること知っていて、ゴウソを見る度にチェックしていたが出会うことはなかった。
     八王子のある湿地にこのスゲがあることを教えてもらったが、ゴウソと混生しているとのことで見分けられるか心配だった。
     現地を訪れると心配は全くの杞憂、この花の方が草丈も雌小穂もはるかに大きく(右上の写真・雌小穂の比較)(左ホシナシ・右ゴウソ)すぐに違いがわかった。
     雌小穂の違いだけでなく果胞の乳頭状突起の有無もしっかり撮影した(右下の写真・果胞の比較)(左ホシナシ・右ゴウソ)。

  • 雌小穂(左ホシナシ・右ゴウソ)

    果胞(左ホシナシ・右ゴウソ)

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ホシナシゴウソ2

雌小穂

雌鱗片(左)・果胞(右)

果胞(左)・果実(右)