カワズスゲ(蛙菅)

Carex omiana var.


カワズスゲ

  • 科名・属名 :
     カヤツリグサ科 スゲ属(カワズスゲ節)

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     匍匐枝は出さない。
     葉は線形、幅1.5〜2.5mm、ややザラツキがある。
     小穂は3〜5個で雌雄性、疎らまたはやや接してつき、大半が雌花で下部に少数の雄花がある。小穂は倒卵形で長さ5〜10mm、栗褐色〜やや緑色を帯び、光沢がある。
     雌鱗片は果胞より著しく短く、鋭頭〜鈍頭。
     果胞は卵状披針形〜平凸形で長さ3.5〜4mm。平滑で光沢があり、基部は幅広く海綿状に肥厚し、上部は長い嘴となり、背面には明らかな脈が数個ある。初め緑色だが熟すと栗褐色になり著しく開出する。痩果は6角状卵形、柱頭は2岐。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(中部地方以北) (国外:日本固有)
     亜高山帯〜高山帯の湿地

  • 果(花)期 :  6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2017年7月13日  岐阜県大野郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・小穂1(完熟)、下・小穂2    同  上

  • 撮影記 :
     岐阜県と福井県を結ぶ白山スーパー林道、よくこんな場所に道路を作ったなと思うほど、急傾斜の山肌を削って道路が作られている。
     観光道路だろうが、そんなに広くない道の上、オーバーハングしたような岩場の下を縫うように作られた道は、ペーパードライバーでは恐怖感さえ感じる。
     所々に駐車スペースがあり、時々停車しては周辺の花を観察すると、湿った斜面の脇に群生しているスゲがあった。
     低地の湿地に生えるヤチカワズスゲの高山型で、全体に小さく、果胞も1回り小さい。

  • 同じ科の仲間の花
小穂1(完熟)

小穂2