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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 テンツキ属
- 特徴 :
草丈10〜25cmの1年草。
叢生して全体に毛があり、葉は糸状で細く、茎より短い。
花序は茎の先に3〜5個ある葉状の苞の間から枝を数個出し、枝はさらに分枝し、先に小穂を1個つける。
小穂は披針形、長さ4〜7mm、幅1〜1.5mm。鱗片は長楕円形、先は短い芒になり直立する。花柱の基部全体から果体の上半分にかかる下向きの長毛がある。柱頭は2個。
果実は倒卵形で長さ約0.7mm、平滑。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国(東北部)、ウスリー、インドネシア、オーストラリア) 田の畦、休耕田、畑
- 果(花)期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年9月9日 栃木県渡良瀬遊水地 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
アゼテンツキによく似ていて、生える場所も田の畦や畑などと同じような所だ。
違いは、鱗片の芒が短く、熟しても反曲せず直立する点にあり、小さな小穂を目を凝らすと違いが分かる。
この写真は群馬県と栃木県にまたがる渡良瀬遊水地の水の引いた池の縁に生えていたもので、同じ場所にアゼテンツキと混生していて、違いを確認しながら撮影した。
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