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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの多年草。
根茎は横走し、長い匐枝の先に塊茎をつける。
茎は直立し、基部に長い根出葉があり、3稜形で上方の稜はざらつく。
花序は多くの穂状小花序からなり、基部には多くの葉状の苞がある。小花序の中軸には剛毛状の小刺がある。小穂は無柄で濃褐色か赤褐色で、2列に並んだ幅の狭い鱗片がある。
果実は広楕円形で3稜があり、面はわずかに凹入する。柱頭は3個。
- 分布・生育地 :
本州(中部地方以西)〜沖縄 (国外:台湾、中国、インド) 湿地
- 果期 : 7〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年8月29日 広島県東広島市 中・全体2 2016年9月21日 宮崎県児湯郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2015年8月29日 広島県東広島市 左下・花序の一部 2018年11月2日 沖縄県西表島 右上・小穂、右下・果実 同 上
- 撮影記 :
前年はすっかり花の終わっていたマルバオモダカ、やっとまともに花をつけた株に出会い、時間をかけて撮影した。
その池の縁、関東ではあまり見ない感じのカヤツリグサが一面に生えていた。
中部地方から南に分布するカヤツリグサで、ミズガヤツリによく似ているが、茎の上部の稜上がざらつくのが違いとされている。現場ではそのことを調べていなかったので、写真を拡大して茎上部のざらつきを確認した。
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