オオアブラガヤ(大油茅)

Scrirpus ternatanus


オオアブラガヤ

  • 科名・属名 : カヤツリグサ科 ホタルイ属
     注.APG分類では、アブラガヤ属、学名(Scirpus)属

  • 特徴 :
     草丈60〜100cmの多年草。
     つる性で長さ2m程度の地上匐枝があり、節と先端から芽を出す。
     葉は線形で幅8〜15mm。質は硬く、辺縁と裏面中肋はざらつく。茎葉の葉鞘はやや緩やかに茎を包み、長さ4〜8cm、下半部は栗褐色を帯びる。
     花序は茎頂につき、複散房花序で数回分枝し、枝はやや太くて平滑、長さ約10cm。
     小穂はは無柄で卵形、長さ4〜8mm、幅2.5〜3.5mm、赤褐色、3〜10個が球状に集まってつく。
     鱗片は卵状三角形、長さ1.2〜。5mm、膜質で鈍頭。
     刺針状花被片は0〜3本、果実より少し長く、上向きにややざらつく。
     果実は倒卵状楕円形、扁平で淡色、長さ0.7〜1mm。

  • 分布・生育地 :
     小笠原諸島、九州(南部)〜沖縄 (国外:中国、台湾、東南アジア、インド、ネパール)
     海岸近くの湿地や湿った林内

  • 果(花)期 :  3〜6月(?)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2015年3月24日  沖縄県うるま市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花序(小穂)    同  上

  • 撮影記 :
     東京を出発した時は風花の舞うような寒い日、空港から沖縄島中部の山に乗り付け、山道を登りはじめると汗が吹き出してきた。
     さすがにこの時期の沖縄は暖かい、というより寒さに慣れた身体には暑く感じる。
     いくつかのシダや春の樹の花などを撮影しながら沢沿いまで降りると、アブラガヤとシュロガヤツリの中間のようなこの植物が生えていた。
     以前にも見たような気がし、全体と花序を1カットだけ撮影した。
     帰って調べると南の方にしか分布しない種で、もっと細部を撮影しておけばと後悔した。

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花序(小穂)