|
- 科名・属名 : カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
- 特徴 :
草丈10〜40cmの多年草。
根茎は長く匍匐して分枝し、茎を束生またはやや離生する。
茎は三角柱形、平滑で細く、下部に2〜3個の葉がある。
葉は柔らかく、扁平、長さは茎よりやや短く、幅2〜4mm。
花穂(頭状花序)は無柄で1個(稀に2〜3個)つき、球状で長さ5〜10mm、多くの小穂をつける。苞は3個つき葉状で長い。
小穂は扁平、倒卵形で長さ2.5〜3mm。鱗片は長楕円形で白色、竜骨には翼がある。
- 分布・生育地 :
沖縄、小笠原諸島 (国外:台湾、中国(南部)、マレーシア〜アフリカ やや湿り気のある道端、畑
- 花期 : 6〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体12009年12月19日 沖縄県西表島 中上・全体2 2018年11月2日 同 上 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序1 2015年10月8日 沖縄県国頭郡 左下・花序2 2018年11月2日 沖縄県西表島 右上・小穂、右下・果実 同 上
- 撮影記 :
本土でよく見られるヒメクグによく似ているが、小穂が淡緑色であるヒメクグと異なり白色であることから区別できる。
小さいため写真ではよくわかりにくいが、小穂の竜骨に翼があることも違いである。
沖縄では道端、畑、溝などやや湿り気のある場所でよく見かける。
沖縄には他にもアイダクグというよく似た仲間があるが、小穂が淡緑色であることから見分けられる。
なお、クグ(莎草)とはカヤツリグサ科の古名の1種とのことだ。
同じ科の仲間の花
|