セイタカハリイ(背高針藺)

Eleocharis attenuata


セイタカハリイ

  • 科名・属名 : カヤツリグサ科 ハリイ属

  • 特徴 :
     草丈25〜55cmの1年草または多年草。
     茎は叢生し、やや大きな株になる。
     小穂は卵形〜広卵形、長さ7〜12mm。
     鱗片は広卵形、長さ約2.5mm。先は鈍頭〜円頭、縁は紫褐色を帯びる。
     刺針状花被片は6個、果実より少し長く、下向きの小刺があってざらつくか、時に平滑。柱頭は3個。
     果実は倒卵形、長さ1〜1.2mm、熟すと褐色で表面は光沢がある。柱基は扁三角錘で太く、果体の幅とほぼ同じ。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:朝鮮、中国、ニューギニア)
     湿地

  • 果(花)期 :  6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2015年8月29日  広島県
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・小穂    同  上

  • 撮影記 :
     山から水が滲み出し湿地状になった斜面、本来なら湿地に生えるような多くの植物が生えていた。
     何といってもここの代表はヤチシャジン、他ではまず見られない花の撮影に夢中になっていると、すぐ側にこの植物が生えていた。
     茎を叢生しやや大きな株になり、ハリイに比べ草丈が高いことから和名がつけられている。

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小穂