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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 スゲ属(ヌカスゲ節)
- 特徴 :
草丈20〜50cmの多年草。
密に叢生し、匐枝は出さない。基部の鞘は白色〜褐色、時に繊維状に細かく裂ける。
葉は線形で、幅2〜3mm。
頂小穂は雄性で線形、側小穂は雌性で雄小穂にやや接近してつき、雌小穂の柄は短い。苞の葉身は雌小穂と同長かやや長く、有鞘。
雄鱗片は緑白色、雌鱗片も緑白色で、果胞よりやや短い。
果胞は長さ3〜3.5mm、無毛、嘴部の長さは中程度。
- 分布・生育地 :
四国、九州 (国外:日本固有) シイ、カシ〜ブナ帯の林下、林縁
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2021年5月23日 大分県由布市 中上・全体2 2015年4月17日 宮崎県西臼杵郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・雄雌小穂 2021年5月23日 大分県由布市 左下・果胞、果実、以下全て 同 上
- 撮影記 :
4月中旬、宮崎の山地で見た時はまだ少し早く、5月下旬に大分県の沢沿いの斜面で見た時はもう終わりがけで、残念ながらちょうどいい時期には出会っていない。
本州で見られるシロイトスゲに似ているが、匐枝を出さず叢生することが異なる。
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