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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
- 特徴 :
草丈15〜30cmの1年草。
根茎は赤紫色で、伸長する根茎は無く、叢生する。
花序枝は10個程度つき、先に小穂を掌状につける。小穂は線形で扁平、鱗片は長さ1〜1.2mmと小さく、鱗片の中肋は短く突出する。
果実は広倒卵形で横断面は3稜形、長さ0.5〜0.6mm、表面には微細な凹凸がある。柱頭は3岐。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜沖縄 (国外:マレーシア) 低地の湿地、水田
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2018年11月2日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序、以下全て 同 上
- 撮影記 :
コアゼガヤツリによく似ている植物であるが、コアゼガヤツリが横に伸びる根茎(ツル)があるのに対し、横に伸びる根茎がなく叢生することが異なり、和名の由来となっている。
また、小穂の幅や長さ、鱗片、果実もコアゼガヤツリより小さい。
花仲間が西表島で撮影していたので探したら、休耕田に生えているのを見つけた。
横に伸びる根茎が無く叢生していたことや、果実などが小さく表面に凹凸があったので本種と判断した。
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