ホテイアオイ(布袋葵)

Eichhornia crassipes


ホテイアオイ

  • 科名・属名
  • : ミズアオイ科 ホテイアオイ属

  • 特徴

  •  草丈12〜15cmの多年草。帰化。
     根出葉は束生しミズアオイに似ている。
     葉柄の中央が多胞質になってふくらみ、浮袋の役目を果たしているのが特徴である。
     花序は総状花序になり、直径3cmの淡紫色の花を多数つける。
     花は1日ですべて開花し、翌日には基部から曲がって水中に沈む。

  • 分布・生育地

  •  帰化(熱帯アメリカ原産) 水田や池、溝

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年9月9日 愛知県田原市
     下、花 1995年8月15日 静岡県磐田市

  • 撮影記

  •  明治中期に観賞用として持ち込まれたものが逸出し、暖かい地方の水田や沼などでは上の写真のように水面を埋め尽くす大群落になることもある。
     同じ科のミズアオイよりはるかに見かけることの多い花だ。
     葉柄の中央部がふくらんだ形から布袋の和名が付けられている。
     繁茂するのであればミズアオイの方が、花も美しくていいのだが。

    同じ科の仲間の花
花アップ