ホテイアオイ(布袋葵)

Eichhornia crassipes


ホテイアオイ1


  • 科名・属名 : ミズアオイ科 ホテイアオイ属

  • 特徴 :
     草丈12〜15cmの浮遊性の多年草〜1年草。帰化。
     茎は短く、葉は根生し、多くのひげ根を出す。走出枝が水中を伸び、節からシュートを出す。
     葉は卵形〜広倒卵形〜広倒披針形で、長さ、幅とも5〜20cm。光沢があり、無毛。葉柄は長さ10〜100cm以上で、中央部が多胞質になって膨らみ、浮嚢となって浮袋の役目を果たしている。葉が直立し密生状態になる場合は、浮嚢はほとんどなくなる。
     花は茎の間から長さ10〜30cmの花茎を出し、先に短い総状花序となり、径約3cmの花を多数つける。花被片は6個、淡紫色で、外花被片は倒卵状長楕円形、内花被片は楕円形で、内花被片のうち上側の1片には青色のぼかしがあり、その中央に黄色の斑点がある。雄しべは6個、花柱は短花柱、中花柱、長花柱形と色々ある。葯は湾曲した花糸に丁字につき、紫色で縦に裂ける。子房は長さ5〜7mm、柱頭は頭状で有毛。花は1日ですべて開花し、翌日には結実し、基部から曲がって水中に沈むが、種子ができない場合も多い。
     種子は楕円球形で、長さ1〜1.5mm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(南アメリカ熱帯域原産)(本州〜沖縄に帰化) (国外:世界中の熱帯〜温帯域に移入帰化)
     水田や池、河川、溝

  • 花期 : 6〜10月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1(群落) 2007年9月9日  愛知県田原市
    中上・全体2 1995年8月15日  静岡県磐田市
    (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
    左下・花、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     明治中期に観賞用として持ち込まれたものが逸出し、暖かい地方の水田や沼などでは上の写真のように水面を埋め尽くす大群落になることもある。
     同じ科のミズアオイよりはるかに見かけることの多い花だ。
     葉柄の中央部が膨らんだ形から布袋の和名が付けられている。
     繁茂するのであればミズアオイの方が、花も美しくていいのだが。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ホテイアオイ2

花