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- 科名・属名 : ミズアオイ科 ミズアオイ属
- 特徴 :
草丈5〜15cmの抽水生の1年草。
茎は著しく短く、直立〜斜上する。
葉は根生し、葉身は披針形、卵状披針形、卵心形と変化が多く、長さ3〜7cm。先は円頭、基部は心形、全縁で光沢がある。葉柄は5〜10cm。
花序は葉よりも低く、数個〜10数個が総状につき、花被片は青紫色で楕円形、長さ8〜15mm、内花被片ははやや幅広い。花は1日花で、2〜3花ずつ咲く。
果実(刮ハ)は長楕円球形、長さ7〜10mm、熟すと花茎が下に垂れる。
ミズアオイに似ているが、全体に小型で花数も少ない。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄 (国外:アジア〜オーストラリア、移入分布が北アメリカ、ヨーロッパ) 水田や沼
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1993年9月25日 茨城県行方郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 同 上 下・葉 2017年9月25日 愛知県岡崎市
- 撮影記 :
夏から秋にかけ、州以南の水田をのぞくと、必ずといっていいほど見かけるポピュラーな花である。
ところが、いざ写真を撮ろうとすると花が半開き状態にもならないものが多く、それなりに咲いた花にはなかなか巡り会わない。
ミズアオイとともに、昔は茎や葉を食用にしたことから、ミズアオイ=ナギ(菜葱)より小さい、コナギ(小菜葱)の和名が付けられている。
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