アマミエビネ(奄美海老根)

Calanthe aristulifera var. amamiana


アマミエビネ1

  • 科名・属名 : ラン科 エビネ属
     注.APG分類では、学名(C. amamiana)

  • 特徴 :
     草丈25〜50cmの多年草。
     葉は根元に1〜3個つき、葉身は倒卵状長楕円形、長さ10〜25cm、幅5〜9cm。鋭尖頭で基部はくさび形。質はやや硬く、5主脈があり、脈は裏面に著しく突出し、やや微毛がある。葉柄は長さ10〜15cm。
     花は茎頂に総状花序になって10〜20個つき、白色〜帯紅紫色で、やや下向きに咲く。苞は卵状披針形で鋭尖頭、長さ約5mm。背萼片は長楕円形で鋭頭、長さ約15mm、側萼片は同形でほぼ同長。側花弁は倒披針形で鋭頭、萼片よりやや短い。唇弁は半円形、長さ約1cm、幅約1.5cm、3深裂し、中央裂片は斜倒卵形で鈍頭、幅5〜6mm。距は湾曲し、長さ7〜13mmと短い。  キリシマエビネの変種で少し大きい。
     縦ジワのある大きな葉を数枚つける。
     花は全開せず、少し下を向いて咲く。
     色は白色が多いものの、キリシマエビネに近い薄い赤紫色まで変化が多い。

  • 分布・生育地 :
     九州(鹿児島県奄美大島) (国外:日本固有)
     常緑広葉樹林下

  • 花期 :   2〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1994年3月20日  鹿児島県奄美大島
     中1・全体2 2006年2月26日    同  上
     中2・全体3 1994年3月20日    同  上
     (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック)
     中3・花1    同  上
     中4・花2 2006年2月26日    同  上
     左下・花3 1994年3月20日    同  上
     右上・葉1    同  上
     右下・葉2 2006年2月26日    同  上

  • 撮影記 :
     奄美大島の原生林下の谷沿いの斜面に生える白いエビネ。
     いかにもハブが出そうな雰囲気で、あたりをじっくりチェックしてからでないと落ち着いて撮影できない。
     ただ、そのせいで盗掘から免れているのではないかと思う。
     白色で含み咲きの花が多いが、平開するタイプまでいろいろあり、また、キリシマエビネに良く似た色や形の花まで色々あって楽しい。
     2006年、カンアオイ類の撮影で久しぶりに春の奄美大島を訪れた。
     探しに入った林下の何ヶ所かでこの花を見つけた。花期はもう少し後だと思っていただけに大喜びした。
     以前見た場所は違う場所で、数は少ないものの島内には所々にあるようだ。

  • 葉1

    葉2

    同じ科の仲間の花
アマミエビネ2

アマミエビネ3

花1(白・含咲)

花2(白・平開)

花3(帯紅色・含咲)