ダイサギソウ(大鷺草)

Habenaria dentata


ダイサギソウ1

  • 科名・属名 : ラン科 ミズトンボ属

  • 特徴 : 草丈30〜60cmの多年草。
     葉は茎の下部に4〜5個つき、長楕円形披針形で長さ7〜10(〜18)cm、幅2〜3(〜5)cm。先は鋭頭、基部は茎を抱き縁には透明の縁取りがある。また、上部には少数の鱗片葉がある。
     花は茎頂に穂状に多数つき、白色で径2〜2.5cm。側花弁と背萼片は直立して兜状になり、唇弁は3裂して、側裂片は斜開し、くさび形倒三角形で、外側に細かい歯牙がある。距は長さ3〜4cmで、前方に垂れ下がる。

  • 分布・生育地 :
     本州(千葉県以西)〜沖縄
     湿った草地や林縁

  • 花期 :  8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2014年9月13日  熊本県阿蘇
     中上 1988年10月2日  徳島県海部郡
     中下・花1    同  上
     下左・花2 2014年9月13日  熊本県阿蘇
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     サギソウに似て花が大きいことからこの名がつけられている。
     徳島のさんの案内で県南部を回った際、昔あったという山間の畦畔を探したところ、少数の株が復活して咲いていた。
     千葉や静岡でも記録はあるものの、最近は見たという話を全く聞かない。
     以前は道路の法面に群生していたという奄美や沖縄でも目立つせいか激減し、現在では人目につきにくい草地などで、細々生き延びているに過ぎない。

  •  しかし、2014年、阿蘇で草原の中に点々と咲く花を見かけ、場所によってはまだ残っているのだとホッとした。
     純白の花は大きくて美しく目を引くが、サギソウに比べると少しガサツで優雅な感じはない。
    葉

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ダイサギソウ2

花1

花2