サギソウ(鷺草)

Pecteilis radiata


サギソウ1

  • 科名・属名
  • : ラン科 サギソウ属

  • 特徴

  •  草丈15〜40cmの多年草。
     葉は線形で茎の下部に数枚つく。
     花は白色で、径約3cm、白鷺が飛んでいる姿そっくり、説明の必要もないくらいだ。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州 日当たりのよい湿地

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1979年8月5日 千葉県山武郡
     下 2006年8月  広島県

  • 撮影記

  •  ランの類には鳥や昆虫の名前を付けた花が多い。
     その中でも、白鷺が舞っている姿に模したこの花とスズムシソウが、似ているということでは双璧ではないかと思う。
     比較的標高の低い湿地に生育するため、開発の影響や人に採られることが多く、今残っているのは保護された湿地が中心である。
     食虫植物で有名な千葉県の湿地も、乾燥化が進んできたためか、最近は大発生することがなくなった。
     園芸用に栽培されることが多く、中にはそれを湿地に植える人がいる。産地により遺伝子がすこしづつ違うことから、かえって自然の体系を狂わすことになることを知って欲しい。

     2006年、広島県で自然の状態でまとまって咲くこの花に出会った。
     保護された自生地では群生を見かけるものの、まだこのような湿地が残されているのは嬉しい限りだ。

    同じ科の仲間の花
サギソウ2