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 科名・属名 : ラン科 ツレサギソウ属
 特徴 :草丈20〜50cmの多年草。
 葉は下部の1個が大きく、広線形〜線状長楕円形斜上し、長さ5〜8cm、幅1〜1.7cm。基部は茎を抱かない。上部の葉は鱗片葉となり、2〜5個つき、披針形。
 花は茎頂に総状に5〜20個つき、淡黄緑色。背萼片は広卵形、長さ4.5〜7.5mm、側萼片は長さ8〜12mm。側花弁は歪んだ卵形、先が細くなって上方に突き出し、長さ7〜10mm。唇弁は披針形、長さ9〜13mm。距は後ろか水平に伸び、長さ2.5〜3.5cmと長い。
 ヤマサギソウの変種でよく似ているが、距が長く、水平に伸びることが異なる。
 分布・生育地 :本州(西部)〜九州 (国外:朝鮮、中国)
 暖温帯の日当たりのよい乾いた草地
 花期 :   5〜6月
 撮影月日・場所 :上・全体1 2003年5月10日  山口県秋吉台
 中上・全体2、以下全て    同  上
 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
 撮影記 :明るい草地にあると図鑑にはあり、カルスト台地には多いと山口県のU氏から聞き、GW明けに訪れた。
 初夏の天気のいい日の秋吉台は、風もさわやかで非常に気持ちがいい。そのうえ花が一杯とあっては応えられない。
 この花は台地の所々で、和名の元になっている長い距を水平に伸ばして咲いていた。
 ただ、野焼きのためか葉先が焼けている株が多いのは残念だった。そのせいで生き延びているのだが。
  
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