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- 科名・属名 : ラン科 ネッタイラン属
- 特徴 :
草丈10〜15cmの多年草。
葉は1〜4個つき、葉身は卵状楕円形〜卵状長楕円形、長さ5〜10cm、幅は広い。
花は茎頂に6〜10個つき、白色で、唇弁の先は濃黄色。背萼片は狭倒卵形、側萼片は合着し倒卵状楕円形。側花弁は披針形。唇弁は卵状披針形で先は曲がり、基部は嚢状で距が高く張り出す。
ヤクシマネッタイランとは変種関係にあり、合着する側萼片が卵状楕円形にならず倒卵状楕円形になること、唇弁の距が高く張り出すこと、葉の幅が広く、先が尾状になることなどが違いとされている。
ただ、両種の違いについてはさらに検討する必要があるとされる。
- 分布・生育地 :
東京都(伊豆諸島) (国外:日本固有) 常緑樹林下
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2003年7月26日 東京都伊豆諸島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 同 上 下・葉 2000年7月28日 同 上
- 撮影記 :
ヤクシマネッタイランによく似ていて、特徴に記したような点が違う。
伊豆諸島の常緑樹林下に生え、梅雨時に咲くせいか開花しないでつぼみが落ちてしまうことが多い。
これまで何度か挑戦し、年によっては2週続けて出かけたこともある。
しかし、残念ながらちょうどいい花期に巡り合ったことがなく、こんな写真しか撮れていない。
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