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- 科名・属名 : ラン科 シュスラン属
- 特徴 :
草丈30〜70cmの多年草。
葉は茎の下のほうに6〜8個つき、葉身はやや歪んだ楕円形〜長楕円形、長さ7〜14cm、幅4.5〜6cm。先は急鋭形で、基部は葉柄につながる。表面は緑色で平滑。葉柄は長さ3〜5cm。
花は茎頂に30〜50個近くつき、径約11mm、赤褐色で唇弁は黄色。苞は狭披針形。背萼片は長楕円形で長さ7〜8mm、側萼片は大きく後に反曲する。唇弁は卵状嚢形。
ナンバンキンギンソウに非常によく似ているが、側萼片の反り返りは本種の方が大きく、葉は滑らかで、花期も早い。
- 分布・生育地 :
沖縄県(石垣・西表) (国外:台湾、東南アジア、メラネシア) 亜熱帯〜熱帯の常緑広葉樹林下
- 花期 : 2〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年4月22日 沖縄県石垣島 中上・全体2 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2004年4月9日 同 上 左下・花 2014年3月25日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
3月に石垣島を訪れた際、長い花茎を上げており今にも咲きそうであった。
どうしても咲いている花が見たくて、4月にまた石垣島に飛んだ。別の場所にもあるとの情報を得ていたのでそこを訪ねた。
沢沿いの少し開けた林下に、何十本と花茎を上げており、花茎の下のほうはもう終わっている株もあった。
草丈が大きいので全草ではわかりにくいものの、アップを見ると側萼片が反り返り、非常に面白い形をしている。
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