ヒメジガバチソウ(姫似我蜂草)

Liparis krameri var. shichitoana


ヒメジガバチソウ1

  • 科名・属名 : ラン科 クモキリソウ属

  • 特徴 :
     草丈は5〜10cmの多年草。
     葉は偽球茎の先に2個つき、葉身は広卵形、長さ約3cm、幅約1.5cm。
     花は茎頂に数個つき、暗紫褐色〜淡緑色。萼片は線形で、長さ約7mm、側花弁は反り返る。唇弁は長さ約6mm、先は尾状に尖る。
     ジガバチソウによく似ているが、全体や花も葉が小さい。
     ジガバチソウの島嶼型の品種と考えられるが、変種としない考え方もある。

  • 分布・生育地 :
     本州(東京都伊豆諸島) (国外:日本固有)
     常緑樹林下、林縁

  • 花期 :   5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1985年5月5日  東京都伊豆諸島
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     ジガバチソウの島嶼型の品種として変種扱いとなっているが、同一種という考え方もある。
     ジガバチソウと異なるのは、全体に小型であるということだけである。
     この花はGWにある島で撮影したが、確かに小さい。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ヒメジガバチソウ2

花