ホクリクムヨウラン(北陸無葉蘭)

Lecanorchis japonica var. hokurikuensis


ホクリクムヨウラン1

  • 科名・属名 : ラン科 ムヨウラン属

  • 特徴 :
     草丈20〜40cmの菌従属栄養植物。
     花は茎頂に3〜8個つき、紫色を帯びるものが多く、ほとんど開かず、やや垂れ下がる。
     ムヨウラン同様唇弁内側の黄色の毛が目立つ。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:日本固有)
     常緑広葉樹林下

  • 花期 :   5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1989年6月17日  兵庫県六甲山
     中上・全体2 2021年5月31日  岐阜県多治見市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花1 1989年6月17日  兵庫県六甲山
     左下・花2 2021年5月31日  岐阜県多治見市
     左下・花3    同  上
     右下・果実 1989年6月17日  兵庫県六甲山

  • 撮影記 :
     平成元年に徳島県ではじめて見た。暗紫褐色の花は垂れ下がりほとんど開いていなかった(中上の写真)。
     同じ年、六甲山麓でこの花に出会った時は、花被片が鮮やかな暗紫色を帯び、別のムヨウランかと思った。検索の結果、本種と判断した。
     この花が最初に見つかったのは富山県のため、この和名がつけられている。
     2021年、岐阜県で久し振りにこの花に出会った。
     相変わらずほとんど開かない花ばかりだったが、中にやや半開のものがあり、花の内部がよく見えた。

  • 果実(刮ハ)

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ホクリクムヨウラン2

花1

花2

花3