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- 科名・属名 : ラン科 シュンラン属
- 特徴 :
草丈10〜25cmの多年草。
葉は束生し、線形で長さ20〜35cm、幅4mm以下。先は鋭尖頭で縁に微鋸歯があり、基部は鞘となる。
花は茎頂に普通1個つき、黄緑色で苞は披針形、萼片は倒披針形で長さ3〜4cm、側花弁はやや短い。唇弁は萼片よりやや短く、白色地に紫色の斑点がある。
シュンランの変種で、葉の幅が狭いのが特徴であるが、幅2〜3mm(「日本の野生植物T」(平凡社))や4mm以下(「高知県植物誌」(高知県)と記載は統一されていない。
- 分布・生育地 :
四国(東部) (国外:日本固有) 乾いた落葉樹林下
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2012年4月13日 徳島県西南部 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
高知県との県境に近い奥深い山中、明るい林下にその花は咲いていた。周囲には何株か花が見られた。
シュンランに似ているて品種との考え方もあるが、葉の幅が細く一見して違う感じがする。
この花については現地で観察している高知県のTさんのHP「四国の野生ラン」に詳しい記述がある。
それによると葉の幅が狭いだけでなく、「花も小型」「萼片と花弁の幅が狭い」という特徴もあるようだ。
ただ葉が細いだけのようにも思えるが、四国の一部にしか記録されていない。
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