イナバラン(稲葉蘭)

Odontochilus inabae


イナバラン1

  • 科名・属名
  • : ラン科 イナバラン属
    キバナシュスラン属(Anoectochilus)の考え方もあり

  • 特徴

  •  草丈10〜12cmの多年草。
     葉は互生して数個つき、卵状長楕円形で、長さ4〜5cm。やや波うち、裏面は緑色。
     花は茎頂に穂状に数個つき、花弁は白色でやや紅色を帯びる。唇弁は長さ約2cm、基部の中部は縁が櫛状に分裂し、先端はV字形に2裂する。
     別名 オオギミラン、オキナワカモメラン

  • 分布・生育地

  •  九州(屋久島、種子島)、沖縄
     常緑広葉樹林下

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年6月21日 沖縄県
     中、下・左右  同 上

  • 撮影記

  •  この属は日本で3種知られているが、どちらも自生地は少ないうえにはっきりせず、まず見ることはないと思っていた。
     しかし、想い続けると(もちろん、努力は前提であるが)願いは叶うもの。まず福岡県でハツシマランに出会うことができ、さらに沖縄県でこの花の情報を手に入れることが出来た。
     なかなか花芽をつけないこの花が、今年は蕾を持っているとの話。何が何でもと、花期を推測して6月半ば出かけたが、まだ蕾の状態でもう1〜2週間位かかりそうであった。
     2週間後に再訪の予定を組んだところ、「咲いている」との急な連絡。あわてて計画を変更し、2週続けて沖縄へ出かけることになった。
     現地に着いてみると、硬かった蕾が綺麗に開き、花を咲かせている。純白の花は美しいが、どっちを向いているのか?行儀の悪い咲き方だ。また、基部から中央にある櫛状の髭のような突起が面白い。もう2度と開花には出会えぬかもと目一杯撮影した。

    花アップ

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イナバラン2

イナバラン3