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- 科名・属名 : ラン科 サカネラン属
注.APG分類では、学名(N. furusei)
- 特徴 :
草丈10〜15cmの多年草。菌従属栄養植物。
全体に緑色を帯び、花弁や子房に白い短毛を密生する。
サカネランに似ているが、唇弁はサカネランより小さく、長さ約4mm、萼片より少し長く、先は3裂する。
1948年に山梨県で発見されて以来見つかっていなかったが、1998年長野県で再発見された。
- 分布・生育地 :
北海道、本州(中部) (国外:日本固有) 落葉広葉樹林下
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2022年9月4日 長野県1 中1・全体2 1999年9月4日 同 上2 中3・全体3 2022年9月4日 同 上1 (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック) 中3・花序1 1999年9月4日 同 上2 中4・花序2 2022年9月4日 同 上1 左下・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
1990年代に再発見された珍しいランで、発見の翌年発見者の案内で花仲間と撮影に出かけた。
現地は沢の途中から道のない傾斜地を登った落葉樹林下、厚い落ち葉の腐葉土の上に咲いていた。
少し花期が早かったせいかまだ咲き始めである。毛深い緑のサカネランといった感じであった。
この花の自生地がいくつか知られるようになった2十数年後、久し振りにこの花に出会いに別の場所に出かけた。
初めて出会った時は1本立ちの株がわずかに生えていただけだったが、ここでは数本立ちも含め点々とこの花が生えていて、花期もピッタリだった。
中にはサカネ(逆根)という和名の由来となっている根茎の露出している株もあった。
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