カンラン(寒蘭)

Cymbidium kanran


カンラン1

  • 科名・属名
  • : ラン科 シュンラン属

  • 特徴

  •  草丈は20〜70cmの多年草。
     葉は幅1〜2cmで光沢があり、束になって生える。
     シュンランの葉によく似ているが、葉の縁にギザギザがなく滑らかである。
     花は花色の変化があるが、基本は緑色で紫色を帯び、細い花弁の花が数個つく。

  • 分布・生育地

  •  本州(静岡県、紀伊半島)〜沖縄県
     常緑広葉樹林下にごく稀

  • 花期
  • : 11〜1月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年11月20日 高知県
     中、左下 1992年11月23日 徳島県
     右下 2005年11月20日 高知県
     左3枚は拡大写真あり(上の写真をクリック)
     下 1992年11月23日 徳島県

  • 撮影記

  •  どの植物写真集を見ても植栽の花ばかり、自生の花の撮影は無理かと思っていた。  ある日、徳島のK氏から「今咲いている」との電話があり、転勤先の北海道から飛行機でかけつけた。
     そこは、集落のすぐ近くの谷の斜面、とても生えていそうにない場所であったため残っていたのだろう。
     晩秋の雰囲気漂う林の下、凛とした花には気品があり、かすかに香りがあった。
     色変わりには数十万円の値段が付くとあって、自生地では土をふるいに掛けて根こそぎ採取されたそうで、花を付ける大きい株を見ることは難しい。

     もう一度野生のカンランに会いたいと思っていた矢先、2005年、高知のYさんから連絡があった。
     あの感動が再び味わえると、すぐに高知に飛んだ。
     今度は、青系の80cmもある立派な株で、落ち着いて撮影するとともに、その素晴らしさにしばし酔いしれた。
     残念ながら、この株は標本にするとかで、撮影後掘り取られてしまった。
    花アップ2

    同じ科の仲間の花
カンラン2

花アップ1