コバナチケイラン(小花竹尢磨j

Liparis elegans


コバナチケイラン1


  • 科名・属名 : ラン科 クモキリソウ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     葉は偽鱗茎の先に2〜3個つき、葉身は狭長楕円形、長さ5〜10cm。
     花は花茎の上部に十数個つき、淡黄緑色。萼片、花弁とも線形、長さ約3mm程度と小さい。唇弁の先はやや反り返る。蕊柱に翼はない。

  • 分布・生育地 :
     沖縄(西表島)(国外:不明)
     湿った岩場

  • 花期 :  9〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2009年9月25日  沖縄県西表島
     中・全体2 2006年10月10日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     花期を逸していて株だけを確認するつもりで近寄ってみると、花茎の先端に1花だけ咲き残っていた。
     近年発見されたランで、チケイランに似ているものの名前の通りずっと小さく、花弁も全体に細い。
     学名を調べるのにも苦労したが、開発され調べつくされた感のある日本でも、まだこんな花が見つかるなんて。
     最初に出会った時は遅かったので、翌年時期を変えてやってきたがまた少し遅めだった。
     ただ、見つかってから十数年経つが、いまだ正式に発表されていないようで、特徴欄も論文からでなく、自分の目で見た様子から記述していて、国外の分布も不明だ。

  • 葉

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コバナチケイラン2

花