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- 科名・属名 : ラン科 ツレサギソウ属
- 特徴 :
草丈20〜40cmの多年草。
葉は茎の下部に2個がやや離れてつき、葉身は狭楕円形〜楕円形。鋭頭、基部は茎を抱き、肉質で光沢は無い。茎の上部には鱗片葉がある。
花は茎頂に15個以上つき、淡黄緑色。背萼片、側萼片は楕円形、長さ約2mm。側花弁、唇弁も卵形、萼片よりわずかに短い。距は長さ1〜2mm。
タカネトンボによく似ていて変種関係にあり、花茎が高く2枚の葉がやや離れてつき、花数も多い点が異なる。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(東北地方) (国外:?、千島、サハリン、カムチャッカ半島、アラスカ) 草地、林縁
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1984年7月21日 北海道礼文島 中・全体2 1991年7月21日 北海道根室市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 1984年7月21日 北海道礼文島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
北海道と東北地方に生えるタカネトンボの変種(違いは特徴の項)で、草丈は大きくタカネトンボのイメージはあまり感じない。
しかし、花のアップ(左下の写真)をみると、タカネトンボそっくりの花で、変種であることが納得できる。
あまり見ることは多くないが、礼文島の林縁や根室市の海岸草原のやや湿った所で見かけた。
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