ムニンシュスラン(無人繻子蘭)

Goodyera boninensis


ムニンシュスラン

  • 科名・属名 : ラン科 シュスラン属

  • 特徴 :
     草丈10〜25cmの多年草。
     茎は基部が地を這って先は斜上し、全体に粗い毛がある。
     葉は互生、葉身は長楕円状披針形で、長さ4〜10cm、幅2〜4cm。先は鋭形で、基部は茎を抱ぃ、緑色で白斑は入らない。
     花は茎頂に総状花序となって多数つく。萼片は僅かに褐色を帯びた淡緑色。側花弁は白色。唇弁も白色で、萼片よりやや長い。距は黄色で側萼片より出る。

  • 分布・生育地 :
     東京都(小笠原諸島) (国外:日本固有)
     山地林下

  • 花期 :  12〜1月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2011年6月28日  東京都小笠原諸島
     中・花、下・葉    同  上
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     小笠原諸島の植物はは固有種比率は高いものの、種類そのものは多くない。  その中にあってこの花だけは結構数が多く、特に母島では遊歩道脇でも多くの株が見られる。
     ハチジョウシュスランとは変種関係にあるため。全体に似ているが、葉がはるかに大きく、白班も入らないい。
     花期は冬であるが、狂い咲きの株も少なからずあり、この花も夏に咲いていた。
     ただ、狂い咲きのせいか、本来の姿に比較すると花序が詰まっている。

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花

葉