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- 科名・属名 : ラン科 オニノヤガラ属
- 特徴 :
草丈4〜8cmの腐生ラン。
根はやや肥大し、長さ4〜9cm、幅6〜10mm。
茎は直立し、地上部ではほとんど伸びず、花序を入れて低い。
花は茎頂に総状に1〜6個つき、黄褐色。萼片と花弁が半分以上基部で癒合し、先が広く開いた鐘形、径13〜14mm。唇弁は3裂し、長さ4.4〜5.3mm、側裂片は半円状三角形で縁毛があり、中央裂片に2個の板状隆起があり、基部に2個の球形の隆起がある。
花後花柄は伸び、15〜35cmの長さになる。
- 分布・生育地 :
沖縄(沖縄島、西表島) (国外:台湾) 常緑樹林下
- 花期 : 2〜3月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2012年2月25日 沖縄県 中上・全体2 2011年3月11日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2012年2月25日 沖縄県 中下・花2、左下・蕾 同 上 右下・根茎 2012年2月19日 同 上
- 撮影記 :
沖縄県西表島だけに知られていたが、2ヶ所の自生地は環境変化や洪水などで発生しなくなり、出会えることができずにいた。
その花が沖縄島で見つかり早速訪れたが、花期が合わず小さな蕾、3週間後に再度訪れるとほぼ終わりかけていた。
翌年再チャレンジ、今度は花期は当たったものの、前日の雨ですでに痛みかけている花が多かった。
それでもハルザキヤツシロランとの違いはわかると思う。
この種の花、特に寒い時期に咲く花は比較的長持ちするのだが、この花の開花している時は比較的短いようで、雨などが降るとすぐに痛んでしまうようだ。
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