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- 科名・属名 : ラン科 クモキリソウ属
- 特徴 :
草丈20〜40cmの多年草。
葉は2個根元につき、葉身は卵形、長さ5〜12cm、幅2.5〜5cm。表面には筋と網目模様があり、基部は茎を抱く。
花は茎頂に総状にやや疎らにつき、赤褐色で稀に緑色。萼片は線形、側花弁は狭線形で垂れ下がる。唇弁はくさび状倒卵形、長さ1.5〜2cm、幅約1cm、中ほどで折れ曲がり、下に丸まる。
別名 エゾノクモキリソウ、コウライスズムシソウ
- 分布・生育地 :
北海道 (国外;朝鮮) 亜寒帯〜冷温帯の林下
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1991年7月13日 北海道札幌市 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
北海道の花の図鑑で前からこの花の存在を知っており、ぜひ見たいと思い札幌市のある山へでかけた。
中腹を過ぎたあたりの林下で、点々と咲いているこの花を見つけた。
当時はセイタカスズムシソウと同じとされていたが、一見して別種ではないかと思うほど花が違っていた。
最近、やっと別種とする考え方を知ったので、即その考えに従うことにした。
ほとんど違いがないのに別種となっている花もあれば、こんなに違うのになかなか別種とされない。分類の考え方は色々あるとは思うが難しい。
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