サガミラン(相模蘭)

Cymbidium macrorhizon f. aberrans


サガミラン1

  • 科名・属名 : ラン科 シュンラン属
     注.APGV分類では、学名(C. nipponicum)

  • 特徴 :
     草丈5〜30cmの菌従属栄養植物。
     花は茎頂に2〜5個つき、緑色を帯びた乳白色。苞が三角形。萼片は倒披針形でよく開き、長さ約20mm、幅約5mm。側花弁は長楕円形、蕊柱を囲み、長さ約15mm。唇弁は卵形、長さ約15mm。  マヤランによく似ているが、花色が異なり、側花弁が幅広い、小花柄が捻れず、果実の形が異なるなどの違いがあり、別種とされた。
     別名 サガミランモドキ

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方南部) (国外:日本固有)
     常緑広葉樹林下

  • 花期 :   6〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1993年7月28日  東京都
     中・全体2 2007年9月22日  神奈川県秦野市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花 1993年7月28日  東京都

  • 撮影記 :
     マヤランのの花とよく似ていて緑色を帯びることから、以前はマヤランのアルビノとして品種扱いされていたが、最近の研究で遺伝子レベルでも分化が大きく別種とされている。
     上の写真はこの花が発生することでよく知られた東京都のある公園、出勤時間を早めて出勤途上に撮影したものである。
     ただ、スーツ姿で地面に這いつくばる姿は奇異に見えるらしく、何があるのかと通行人に覗き込まれ閉口した。

  • 同じ科の仲間の花
サガミラン2

花