シラヒゲムヨウラン(白髭無葉蘭)

Lecanorchis flavicans var. acutiloba


シラヒゲムヨウラン1

  • 科名・属名 : ラン科 ムヨウラン属

  • 特徴 :
     草丈25〜30cmの菌従属栄養植物。
     茎は分枝し、最初黄褐色であるが、花時は黒い。
     花は茎の上部に数個つき、淡黄色〜やや紫色、全開しない。萼片は長さやぅ13mm、側花弁もほぼ同長。唇弁は長さ約15mm、基部の1/3あたりでずい柱と合着し、前1/3あたりで3裂する。内面の裂片上に白く長い毛を密生する。

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島、奄美大島)〜沖縄 (国外:?)
     常緑広葉樹林下

  • 花期 :   5〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2009年6月22日  鹿児島県奄美大島
     中上・全体2、中下・花2    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花2 2013年6月28日  沖縄県国頭郡

  • 撮影記 :
     梅雨時の中休みにあたったのか、今日も朝から青空が顔をのぞかせる。これならと期待して原生林下に入る。
     ムヨウランの蕾が点々とあるが、花が咲いていないので何ムヨウランかわからない。ひょっとして時期が早いのかと思い始めた時、やっと開花しているこの花を見つけた。
     オキナワムヨウランに似て唇弁に白い毛が多いが、オキナワほどではない。
     天気はよかったものの風が強く、暗い林下で風の止むのをじっと待ってシャッターを押す。しかし、出来上がりを見ると、安全を期して沢山写したにもかかわらず、数枚しかまともな写真がなかった。

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シラヒゲムヨウラン2

花1

花2