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- 科名・属名 : ラン科 オニノヤガラ属
- 特徴 :
草丈30〜70cmの腐生ラン。
オニノヤガラの花が帯白色のもので、茎や子房が淡褐色。
花期も1ヶ月程度遅く、花数もやや少ない。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮) 落葉樹林下
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
2009年7月4日 東京都高尾山 中 2017年7月12日 長野県諏訪郡 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・花序 同 上 下右・花 2009年7月4日 東京都高尾山
- 撮影記 :
以前はオニノヤガラの品種とされていたが、最近では、花期が約1ヶ月程遅い、花の構造もやや異なる、花付きもやや少ない、という点で変種という扱いになっている。
ただ、自生地は稀なうえ毎年発生するわけではないので、詳しく調べることも難しい。
2008年、初めて出会ったこの花は、もう終わりがけの花で満足のいく写真が撮れなかった。
その後、何ヶ所かでこの花に出会い、個人的にもやはり品種よりも別種(亜種)とすべきとの確信を持った。
ただ、上の写真のように低山地に生える花は花つきが非常に良いのに対し、標高のある山地に生えるものはやや花数が数個と少ないもの(この種の特徴に近い)が多い。
低山地と山地との気温の違いによるものなのか、それとも同一種とすべきではないものか、引き続き疑問が残る。
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