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- 科名・属名 : ラン科 イモラン属
注.APG分類では、和名イモネヤガラ属、学名(E. dentata)
- 特徴 :
草丈20〜40cmの多年草。
根茎は卵形〜球形の偽球茎となり、先に葉をつける。
葉は2〜5個つき、葉身は線形、長さ5〜20cm。葉は冬緑性で、花時にはない。
花は茎頂に総状に数個〜15個つき、紫色を帯びた淡黄緑色、径約1.5cm、下向きに咲く。萼片と側花弁は半開し、長さ約11mm。唇弁は白色で、長さ約10mm、3浅裂し、中央裂片に3列の長い板状突起と多数の糸状突起がある。
- 分布・生育地 :
沖縄(沖縄島) (国外:台湾、フィリピン) 日当たりのいい湿った草地、明るい林下
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年4月15日 沖縄県国頭郡 中上・全体2 2005年5月14日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2006年4月15日 同 上 下・花 2005年5月14日 同 上
- 撮影記 :
沖縄本島の北部にわずかに知られるこの花を見たくて、2005年、降りしきる雨の中、現地の花仲間と出かけた。。
エダウチヤガラにそっくりで、花期的にもピッタリであったが、いかんせん雨で満足のいくものとならなかった。
2006年春、別の花の撮影で出かけた沖縄、場所の確認もあって自生地に立ち寄ってみた。
すると、前年より1ヶ月も早い時期にもかかわらず、何と花が咲いているではないか、びっくりした。
ただその年も雨、この花はよほど雨に縁があると見える。
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