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- 科名・属名 : ラン科 キヌラン属
- 特徴 :
草丈2〜7cmの1年草または多年草。
葉は線状披針形で上向きにつき、長さ1〜3cm。
花は総状花序になり、3〜10個つく。花弁は白色、長さ約6mm、唇弁は黄色、卵状長楕円形で長さ約4mm、先は舌状。
キヌランに似るが、唇弁の先が2裂せず舌状になる点で異なる。
- 分布・生育地 :
九州(南部)〜沖縄 (国外:熱帯アジア) 日当たりのいい草地
- 花期 : 2〜3月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年2月16日 沖縄県石垣島 中上・全体2 2017年2月25日 鹿児島県徳之島 中中・全体3 2021年3月15日 沖縄県宮古島 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2004年3月5日 沖縄県国頭郡 左下・花 2017年2月25日 鹿児島県徳之島 右下・葉 2016年5月14日 沖縄県南城市
- 撮影記 :
「沖縄県版レッドデータブック」によると、この花はキヌラン(ホソバラン)に似ているが、唇弁の先が2つに分かれないのが特徴で、キヌランと分布も重なり混同されていることが多く、沖縄では一部または全部が本種の可能性があるとされている。
この記述を見て以来、以前の写真も含めチェックしてみた。
奄美大島で撮影したキヌランは確かに2裂していたが、見た限りでは圧倒的に2裂しないものが多い。
いろいろな意見をもとに、唇弁の先の分かれない本種をキヌランの品種といて扱う考え方に従ったが微妙だ。
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