アシウテンナンショウ(芦生天南星)Arisaema amurense subsp.robustum var. ovale |
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草丈15〜50cmの多年草。 ヒロハテンナンショウの仏炎苞が紫色のタイプ。 葉は1個で、5〜7小葉からなる。小葉はやや放射状につく。 花は葉より下につき、仏炎苞は濃紫色〜帯紫色で、光沢があり、隆起する白条がある。 本州(中部〜近畿地方の日本海側) 山地の主にブナ林下 2004年6月13日 長野県上高地 下 2005年6月4日 長野県白馬岳 槍や穂高の登山口というよりも観光地で有名な上高地、あまりにも有名すぎて敬遠してきたため、訪れたことはなかった。前年初めて訪れ植物の豊富さにびっくりし、観光客の少ないこの時期再度訪れた。 青い空に白い残雪のアルプスの眺めは、人が集まっても仕方ないなと思う絵葉書のような光景だった。 6月の半ばではいくらなんでもの予想通り、目的のカミコウチテンナンショウは終わり、萎びた花がついているだけだった。ヒロハテンナンショウの紫色のタイプとされているこの花は、ギリギリセーフだった。ただ両者を区別しない考え方もある。 下は白馬山麓で写したものだが、舷部の長さがやや短く、本種ではない可能性もある。 同じ科の仲間の花 |