ハブカズラ(波布蔓)

Epipremnum pinnatum


ハブカズラ

  • 科名・属名
  • : サトイモ科 ハブカズラ属

  • 特徴

  •  つる性の多年草。
     茎は木質化し径2cm、付着根で樹上または岩上によじ登る。
     葉は卵状楕円形で長さ30〜50cm、幅10〜35cm、羽状に深裂し裂片は4〜5対。
     仏炎苞は黄緑色、花序は円柱形で長さ10〜15cm、径約1.5cm。

  • 分布・生育地

  •  沖縄  樹林内

  • 花期
  • : 3〜6月?

  • 撮影月日・場所

  •  2008年3月3日 沖縄県西表島
     中・花  同 上
     下・茎葉 2005年12月3日 沖縄県与那国島

  • 撮影記

  •  太い蔓が木に絡みつき観葉植物のモンテスラによく似た切れ込みの多い葉がいかにも南国を感じさせる植物だ。
     葉はよく見る割に、花を見たという話はあまり聞いたことのないこの花、以前アップしたときも花のない葉だけの株であった。
     滅多に花をつけない?というその花が咲いていると西表島からメールが入り、期待して出かけた。
     道路脇の木に絡み付いて伸びる茎は、大人の腕ほどもある。その途中に、トウモロコシの実のような、花とも果実ともつかないものが何本かまとまって付いている。大きさは20cmくらいだろうか。花を見ているとミズバショウによく似ていて、サトイモ科ということがよくわかる。
     望遠レンズでアップしてみると、顕微鏡で覗く細胞のようだ。中心に核のような赤い部分がある、面白い形の花だった。

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花アップ

全草