ヒメカイウ(姫海芋)

Calla palustris


ヒメカイウ

  • 科名・属名
  • : サトイモ科 ヒメカイウ属

  • 特徴

  •  草丈20〜30cmの多年草。
     根茎は横に這い、葉は心形で長さ幅とも7〜15cm。10〜25cmの葉柄がある。
     仏炎苞は白色で長さ4〜6cm、15〜30cmの花茎がある。
     花序は長さ1.5〜3cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中北部)
     低地から山地の水湿地

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1998年7月4日 群馬県利根郡
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  ミズバショウを一回りも二回りも小さくしたようなミニミズバショウといった感じの花である。
     ミズバショウは近畿以北の水湿地でごく普通に見られるが、同じように湿地に生えるこの花の自生地は、本州中部以北に点々と知られているだけである。
     関東地方では、長野県の志賀高原や群馬県の山奥に知られている。その群馬県の自生地に花仲間と車を走らせた。
     歩くこと数時間やっと湿原の一角に咲くこの花に出会えた。見れば見るほどミニサイズのミズバショウである。通りがかりの登山客の何人かも、「あら可愛いいミズバショウ」と勘違いして通り過ぎていった。

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花アップ