ムラサキマムシグサ(紫蝮草)

Arisaema serratum


ムラサキマムシグサ

  • 科名・属名

  •  サトイモ科 テンナンショウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜80cmの多年草。
     葉は2個つき、11〜17個の小葉からなる。小葉は卵状長楕円形〜長楕円形で、長さ10〜20cm、幅3〜10cm。
     仏炎苞は暗紫色で、長さ5〜6.5cm、縁はやや広く反り返る。舷部は長さ7〜12cm、前に曲がって筒口部を覆う。
     付属体は太い棒状で、先端は頭状。(以上「神奈川県植物誌2001」による)
     広義のマムシグサに含む考え方もある。

  • 分布・生育地

  •  北海道(南部)〜本州中部(西部にも)
     山地の林下

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年5月18日 静岡県富士市
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  オオマムシグサに似ていて、マムシグサの仲間は本当に区別が難しいことを改めて実感した。
     この花も広義のマムシグサに含める考え方があり、分けるかどうか迷ったが、「神奈川県植物誌2001」の記述に従い本種とした。
     しかし、山渓ハンディ図鑑1の「野に咲く花」では、本種の舷部は前方へ突き出るとあり、記述内容が異なる。

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花アップ