リュウキュウハンゲ(琉球半夏)

Typhonium divaricatum


リュウキュウハンゲ

  • 科名・属名

  •  サトイモ科 リュウキュウハンゲ属

  • 特徴

  •  草丈15〜30cmの多年草。
     球茎があり、葉は2〜5個が根生し、広卵形の矢じり形で3裂、長さ5〜15cm。葉柄は10〜30cmになる。
     仏炎苞は紫褐色〜暗紫紅色で、長さ10cm程度。筒部は狭卵形で、舷部は口辺部より上が急に広がり、先は尾状になる。
     付属体は尾状で帯紫色、長さ8〜15cm。仏炎苞の上に飛び出る。

  • 分布・生育地

  •  本州(鹿児島県)〜沖縄  空地、道端

  • 花期
  • : 5〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年11月7日 沖縄県西表島
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  ヤマコンニャクや栽培種のコンニャクと同じ形の花を咲かせるが、属は異なっている。
     サトイモの葉のミニ版のようなこの葉、沖縄に出かけると人家近くでもよく見かける。簡単に増えるようで雑草扱いされて嫌われていた。そんせいか小さ過ぎる葉が多く、なかなか花に出会わなかった。
     西表島のサトウキビ畑の隅でやっと花に出会った。撮影しているとハエが飛んできてすぐに付属体の先に止まる。人には悪臭に感じられるが、ハエにはご馳走の臭いのようだ。

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花アップ