シコクテンナンショウ(四国天南星)

Arisaema jyoanum subsp. nakaianum


シコクテンナンショウ1

  • 科名・属名

  •  サトイモ科 テンナンショウ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     オモゴウテンナンショウの変種で、全体に大きく、仏炎苞が濃紫色〜帯紫色であることが特徴である。
     仏炎苞は長さ12〜23cm、多数の白条があり、口辺部は広く開出して耳状になる。舷部は幅広く、卵形〜広卵状三角形で幅3.5〜6cm。
     付属体は根棒状で、先はしばしば凹凸がある。

  • 分布・生育地

  •  四国  山地のの林下

  • 花期
  • : 5月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年5月17日 愛媛県浮穴郡
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  オモゴウテンナンショウに会いに出かけた四国の山中、まずオモゴウを見つけ、後はこの花と林下を探した。
     オモゴウの亜種なので混じって生えているのかと思ったが、それぞれ分かれて生えていた。
     仏炎苞の色の違うことも大きいが、花も大きくて太く、基本種とは大分雰囲気の違う花だった。
     目的の花に出会えたうえ、天気も良く、爽やかな新緑の林下の散歩は楽しいものだった。

    同じ科の仲間の花
シコクテンナンショウ2

花アップ