ユキモチソウ(雪餅草)

Arisaema sikokianum


ユキモチソウ1

  • 科名・属名
  • : サトイモ科 テンナンショウ属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの多年草。
     葉は2個で、3〜5個の小葉からなる。小葉は菱状楕円形で、先は鋭尖頭。
     仏炎苞は紫褐色でほぼ直立し、長さ7〜12cm。口辺部は白色で、舷部は尾状に伸びる。
     付属体は白色で、先端は根棒状で円形または扁球状に膨らむ。
     この状態を雪のように白く、つきたての餅のようだということで和名がつけられている。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方)〜九州  山地の林下

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  1989年3月26日  高知県室戸市
     中 2014年4月22日  徳島県海部郡
     下・群落    同  上
     下は拡大写真あり(写真をクリック)
     右下・花 2004年4月18日  高知県安芸郡

  • 撮影記

  •  4月初め、海岸植物を撮影に出かけた四国の海岸、朝早くて目的のルリハコベは、まだ花弁を閉じたまま。何かないかと時間つぶしに入った林の中に入った。
     まだ暗い樹林下、木漏れ日でそこだけ明るく浮かび上がり、その光の中に白い雪餅を載せたこの花が、スポットライトを浴びていた。
     前から見たい会いたいと思っていた花に、まさかこんな場所で出会えるとは。雪餅の名のごとく、真っ白で、柔らかそうな餅が、これまた真っ白な仏炎苞の内側に見える。お供えされた餅のようで、本当に食べられそうだ。
     テンナンショウの仲間は、気味悪いと敬遠する人が多いが、この花ならそんな気は起きない。特産種ではないが四国に多く、四国を代表する花といっていいだろう。

    花

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ユキモチソウ2

ユキモチソウ群落