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- 科名・属名 : サトイモ科 テンナンショウ属
注.APG分類では学名(Arisaema nikoense subsp. nikoense)
- 特徴 :
草丈20〜40cmの多年草。
葉は(1)2個で、掌状に5(7)小葉からなり、小葉は倒卵形〜楕円形で先は鋭く、縁は全縁または粗い鋸歯がある。
花序は葉よりも先に開き、普通は葉よりも高い位置につく。仏炎苞は黄緑色で、口辺部は狭く開出する。
付属体は根棒状または太い棒状で、先端は径5〜8mm。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部〜中部地方) (国外:日本固有) ブナ帯や亜高山帯の林下
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年6月2日 東京都奥多摩< 中上・全体2 2007年6月16日 長野県上高地 中下・全体3 2012年6月5日 長野県八ヶ岳 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花2007年6月2日 東京都奥多摩
- 撮影記 :
この花、八ヶ岳などで見かけていたものの、撮影済と勘違いして見過ごしていた。
宿題を解消しようと、6月初め奥多摩に出かけた。結構なアルバイトを強いられる山で、花は全く見られずただ登るだけ。
やっとたどり着いた尾根上で、わずか2株だけだったがこの花に出会えた。周りには、マムシグサ(カントウマムシグサ)が生えていたが、感じが違う。
ただ、葉に著しい鋸歯のあるタイプではなく、やや物足らなさを感じた。鋸歯の目立つ典型的なタイプは、八ヶ岳あたりでよく見たが。
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