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- 科名・属名 : ショウガ科 ハナミョウガ属
- 特徴 :
草丈1〜1.5mの多年草。
葉は狭長楕円形で長さ30〜50cm、幅6〜12cm。先は尖り、表面は毛がなく光沢がある。
花は花茎の先に総状または円錐状に花序を出し、短い側枝の先に3〜4個つける。
花冠は白色で長さ2cm程度、唇弁は大きく紅色を帯びたぼかしがある。
果実(刮ハ)は球形で直径約1cm、赤熟する。
- 分布・生育地 :
本州(伊豆諸島、紀伊半島)〜沖縄 (国外:中国、台湾) 暖地の海岸に近い林下
- 花期 : 6〜8月(沖縄は4月〜)
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年5月13日 沖縄県国頭郡 中上・全体2 2000年7月28日 東京都八丈島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2016年5月13日 沖縄県国頭郡 左下・果実 2016年11月30日 同 上 右下・葉 2019年7月1日 東京都伊豆諸島
- 撮影記 :
クマタケランに比べると、花弁が白く赤みがやや薄いという特徴があるので、青野クマタケランと名づけられたとのことである。
そのほか、花茎が直立しクマタケランのように斜上しないことも見分ける際のポイントである。
南の島に多いが、紀伊半島など本州でも見られ、北は伊豆七島まで分布している。
沖縄ではハブを気にしながら撮影したが、八丈島ではハブの心配がなく安心して林下に入って撮影した。
果実は赤く熟し、秋の林下では目立つ実の一つである。
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