クマタケラン(熊竹蘭)

Alpinia formosana


クマタケラン1

  • 科名・属名 : ショウガ科 ハナミョウガ属
     注.APG分類では、学名(A. ×formosana)

  • 特徴 :
     草丈1〜2mの多年草。
     ゲットウアオノクマタケランの雑種とされる。
     葉は長楕円状披針形で大きく、長さ50〜70cm、幅8〜12cm。先は鋭く、縁には毛がある。
     花は長さ20cm程度の総状の円錐花序となって斜上し、側枝に2〜5花つける。花冠は白色で大きく、唇弁は長さ2〜3cmで、黄色を帯び紅条がある。花軸には毛がない。
     果実(刮ハ)は球形で赤熟するが、結実しにくい。

  • 分布・生育地 :
     九州(南部)〜沖縄 (国外:台湾)
     暖地の海岸に近い林下

  • 花期 :  5〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     全体1 1985年7月13日  沖縄県西表島
     中上・全体2 2016年5月13日  沖縄県国頭郡
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花    同  上
     下・果実 2017年11月7日    同  上

  • 撮影記 :
     初めて西表島に出かけた20年近く前、道路際で咲いている花を撮影していたが、真夏の陽光下でいいカットにならず、そのうえゲットウとして整理されていた。
     ゲットウとは大分異なり、アオノクマタケランに似ているが、花序が直立せず斜上する、花弁はやや黄味を帯びるなどの特徴がある。
     以前は独立種とされていたが、最近ではゲットウアオノクマタケランの雑種とされている。

  • 同じ科の仲間の花
クマタケラン2

花

果実